2016年12月22日木曜日

[法務]法律問題が法律論の問題でなくなってきているよね、というお話

皆様お疲れ様です。2016年も残り10日ほどというところまでやってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

僕の方はここからが繁忙期、ちょっとばかし気合いを入れなければ作業に邁進しきるのが難しい季節ということで、「作業用BGM集・乃木坂46」というブーストをかけてランナーズハイを意図的に作り出しながら粛々と日々を過ごしているところであります。

全ては元日、鹿島アントラーズが吹田スタジアムで天皇杯を掲げるところを観るために…!(※吹田スタジアム現地に行くことはできませんが…。)

…こんなワタクシめが書く本ブログ、年内の記事更新は残り5回ほどとなりましたが、最後までお付き合いいただけますとありがたく存じております。


【ノンスタイル井上のやらかし事故と謝罪のゆくえ by やまもと いちろう オフィシャルブログ】
http://lineblog.me/yamamotoichiro/archives/13099750.html

ITが発達しSNSが広く浸透してきた昨今、「やらかし」に対する世間の目の厳しさというのも年々高まっているような感覚を持っております。

時折、「それって私刑じゃないかな…」と思うような程度の”制裁”を加える案件も見受けられますし、また「法的にはOK(少なくとも明確に問題があると言い切れない)」であるにも関わらずそういったことになるケースも往々にして見受けられますからね…。

このあたり率直に、過失(より正確には、無重過失)に対してより敏感にならなければならなくなったという点、本当に難しくなったなぁ、という感想を持っていたりするところです。


そういった中で、企業(や一定以上の知名度を持つ個人)が「やらかした」際に適切に対応できるかどうかというのは、それが致命的な問題へと発展してしまうか、再始動を許容してもらえるかという、なかなかに重要な能力となってきているように感じます。

分かりやすく呼ぶと「謝罪の技術」ということになるのでしょうが、具体的には「(ネット上を含めた)消費者たちの感覚をどう読み取り、どう対応(謝罪や事故後の処理など)するか」という技術やノウハウということになると思います。

(誠実に物事を進めるということがベースである、というのはわざわざ言うまでもなく大前提ですけどね。)


具体的に対応をするのは、対外的な事柄ということで概ね広報担当、法律問題が絡むと広報と法務との共同担当といったところでしょうか。小規模事業者だと、経営者・事業者が自ら担当するかもしれません。

ただ、どの専門分野の担当者が対応するのか、そして法律問題が絡むと絡まないとに関わらず、法律論だけでなく広報的観点、さらにはマーケティング的観点といった、複合的・幅広い視点での検討が必要だと考える次第です。


ちなみに、これについてはAIでの対応や自動化というのが(現時点では)難しそうに思いますし、法務系の人間が生き残るためにはこういった道もあるんじゃないかなと仄かに感じていたりします。

2016年12月20日火曜日

[鹿島アントラーズ]手の中からするりと逃げていった「世界一」のタイトル…眠れないほど悔しいです、というお話

【世界に驚きを与えた、勇敢な鹿島の戦い。それでも世界一の座はつかめず by Jリーグ.jp】
http://www.jleague.jp/match/fcwc/2016/121802/recap/

一時は確実に手の中に掴みながら、あと一歩、あと半歩…いや、あと0.1歩のところでするりと逃げていった「世界一」のタイトル。

ここまでよく来た、戦いきった、という誇りの思いと、タイトルを獲れなかった悔しさとか激しく渦巻き、試合終了後(日曜日)はなかなか眠りにつくことができませんでした。


この大会での鹿島の結果や内容に関しては、日本国内だけでなく海外でも、多くのサッカーファンの方々から「大健闘」「驚いた」「素晴らしかった」などといった賛辞の言葉をいただいているようです。ありがとうございます。

ただ…鹿島アントラーズというクラブは、「タイトルを獲れなければ2位も最下位も同じ(小笠原主将の言葉をそのまま借りますが…)」で創立以来やってきていますし、それが全員の肌に染み込んでいますから、やはりどうしようもなく悔しいものは悔しいのでございます。


何度、何十度、何百度悔しい思いをしても、そして世界中の人々から笑われようが馬鹿にされようが、本気でそうやって取り組みJで最も多くのタイトルの味を知る歴史を積み重ねてきたのが鹿島アントラーズ。

そんな鹿島を、だからこそ鹿島を、愛しているので、悔しくて眠れないというのも仕方ないか、と感じているところです。


この悔しさは、このタイトルを獲ることでしか晴らせません。

さらに強くなってこの舞台に戻ってき、そして次こそは獲りましょう、「世界一」というタイトルを…!


まずは天皇杯、そして来季のJリーグとACLから出直しですね。

「次の史上初」を獲るために、また次の1歩を踏み出しましょう。

2016年12月17日土曜日

[法務][行政情報][IT]家計簿アプリ会社を登録制にするという流れが出てきている模様です。

皆様お疲れ様です。いよいよ明日はクラブワールドカップの決勝!ということで、毎度のことながら既にアドレナリンが出始めているにったです。

世界中の(鹿島アントラーズサポーター以外の)99.9999%の方がレアル・マドリードの勝利を予想(というか、確信)しているでしょうが、準々決勝・準決勝と空気を読まずに「下克上」を起こしてきた身としては、ただただその再現を狙うのみなのでございます。

敵が強ければ強いほど燃えるのが鹿島アントラーズというクラブ。普段と変わらず一戦必勝、全戦全勝で挑む次第であります。


【家計簿アプリ会社、登録制に 金融庁 by 日本経済新聞】
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF08H11_Y6A201C1EE8000/

銀行預金やクレジットカードの情報を自動で引っ張ってきて仕訳をする―といった機能を持つ家計簿アプリ(※)を提供・運営する場合、金融庁への登録が必要になる可能性が出てきた模様です。

※「家計簿アプリ」と記載されていますが、規制目的から逆算すると事業用の会計アプリも含まれる気がします。この記事では明示されていませんので、具体的にどういった要件となるのか今後の流れが興味深いところです。


ここ最近はIT分野でも規制が増えていきそうな雰囲気がありますね(今回の件についてはITというよりかは、金融が絡んでいるということが理由として大きそうですが。)。

ちなみに、「現在は法令に規定のない業者の位置づけを明確にして参入しやすい環境を整える」と記事中にある点について、「規制を設ける→参入がしやすくなる」という論理は僕にはよく分からないところだったりします…。


「IT系事業者の経営管理屋」という視点ではなく、「士業(行政書士)」としての視点で見ると、飯の種が1つ増える(かもしれない)話ではあるかもしれません。

…が、社会としてのプラスかどの程度あるのかは微妙な感覚も覚えるところです。

まぁ、そのあたりは具体的な条件等々にもよりますし、現時点ではいずれの視点で見るにしても様子見が妥当といったところでしょうか。


これまで「規制(=許認可や届出など)」から縁遠かったIT業界(特に、小規模事業者は!)ですが、社会の要請に伴い今後そういった手続きが必要となる分野が増えていく可能性があります。

「全く気にしていなかったら、ある日突然行政処分を喰らった」などという極端な状況まで行くことはまずないと思いますが、それでも場合によってはその事業を続けることができなくなる可能性が十分あることは留意しておきましょう。

常に自らが行う事業に関係する規制行政に一定のアンテナを張っていたいところであります。

2016年12月15日木曜日

[Q&A][個人事業][起業・開業]経営者(個人事業者)が良好な夫婦関係を維持するコツは?

皆様お疲れ様です。鹿島アントラーズのクラブワールドカップ決勝進出に沸くにったです。

あと1つ勝てば世界一ですよ、世界一!

今晩行われた別の山の準決勝の結果、欧州王者・レアルマドリードが決勝に上がってくることになりましたが、ここまで来たら相手がどこだろうが関係ありません。

レアルマドリードと戦うためにこの大会に参加しているのではないのです。国際タイトル、世界タイトルが欲しくて参加しているのですからね!

という訳で、日曜日は特殊能力「タイトルがかかる試合には無類の強さを発揮する鹿島」を発動して、ただただ勝つのみなのでございます!


本日は、先日の「経営状態と夫婦関係の相関関係」についての記事からご質問をいただいたので、以下の通りご回答させていただこうと存じます。

Q1「小規模事業者(個人事業者)が良好な夫婦関係を維持するコツとかってありますか?」

A1「コツだとか飛び道具だとかいうものはない気がします。ただ愚直に毎日欠かさず『(いつも)ありがとう』と感謝し、そしてそれを毎日伝え続けること、だと思います。」

まだ結婚してから2年(ようやく3年目に入りました。)、妻と付き合い始めてから数えても6年しか経っていない僕が回答するにはおこがましいお話で…恐縮極まりないです。

ですので、まだまだ妻と共に人生を歩んだ期間も短く、コツとかそういうことは全く分からない…といった前提の上でこの先をお読みいただけますと幸いに存じるところであります。


さて本題についてですが、僕の場合は、
  • ただただ愚直に、毎日毎日「いつもありがとね。」と感じること、そしてそれをしっかりと口に出して伝えること
を心がけております。


小規模事業者だって、事業が継続している限りは立派な「経営者」「事業者」ですから、多忙極まりないことは容易に想像されます。

またそのため、なかなか家庭内の細かいところまで目を行き届かせるということも難しい、という現実があるのではないかと思います。

そういった中で、家族(特に配偶者ですね。)には多少なりとも負担をかけているのではないかと考えるんですよね。

(…というか、僕は思いっきり妻に負担をかけまくっております。育児もそこまで参加していません(ガッツリとまでは参加できません)しね…。)

このあたりは、少々過剰に自覚する程度でちょうど良いのかな、と思っているところ。また、1つ1つは「多少の負担」でも、それが積み重なるとかなり大きなものになるということも想定しております。

だからこそ、「ちょっとしたこと」だからとスルーしてしまうのではなく、そういったことに感謝する、感謝できる、というだけで、家庭内の雰囲気もより良いものになっていくような気がしているのです。


加えて、「感謝は行動でも言葉でも示す必要がある」と思うのですよ。

行動でしか伝わらない心もあれば、言葉でしか伝わらない心もあるのです。どちらが欠けてもダメなのではないかな、と。

そこから逆算すると、(特に男性は)感謝を言葉で伝えるのが苦手な方も多いですし、このあたりは意識して伝えるようにするくらいでちょうど良い、と考えている次第なのであります。


経営者や事業者というのはその性質上、基本的に「外」や「新しいこと」に目が向きやすく、「中」や「今行っていること」には意識しないと疎かになりやすい傾向にあると感じます。

自分にとって”一番身近な人”は言うまでもなく、家族、特に配偶者。

良好な夫婦関係を築くのは天性のものや相性などといったものではなく、お互いの努力の賜物だと思います。

「感謝するから、感謝される」「相手にちょっと良いことをするから、相手からちょっと良いことをお返ししてもらえる」。

「Take and Give」ではなく、本来の意味での「Give and Take」となるような少しの努力ができればとても素敵なのではないかな、と思ったりしている次第です。


…という訳でご質問者の方、まずは今晩、一言、「晩ご飯美味しいねぇ、ありがとね。」と伝えるところから始めてみるというのはいかがでしょうか?

良き夫婦関係を築けますよう、ささやかながら願っております。

2016年12月13日火曜日

[経営管理][財務経理]目標設定や効果測定にどういった指標を使うかということは極めて重要なことだよね、というお話

皆様お疲れ様です。我らが鹿島アントラーズのクラブワールドカップでの大躍進に、毎日心が踊っているにったです。

気持ちよく12月が過ごせる、気持ちよく師走が通り過ぎていく、気持ちよく年末年始を迎えられる…!

そして、気持ちよく仕事ができる…。…とても大切なことですよね…。


【「企業評価、ROE以外の多様な指標で 政府の構造改革会合(日経より)」 by 会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)】
http://ivory.ap.teacup.com/kaikeinews/9986.html

一昨年か昨年あたりからでしょうか、ROE経営(=ROEという指標を重視した経営)が流行してきている(推されている?)雰囲気がありますね。

以前の記事でもチラッと書いたとおり、僕自身はROE(偏重)経営に懐疑的で、特に小規模事業者にとっては他に重視すべき指標が山ほどあると考えております。

そのため、これはあまり良い流れではないな…と仄かに感じたり感じなかったり…ちょうどそういった感覚を持っているところでありました。


ROE(偏重)経営に懐疑的な理由について、例によって技術的なお話は多くは書きませんが、一応簡単におさらいしておきますと、
  • ROEは「大企業(の株主)」にとって意味のある数値
    ⇒「中小規模の組織(の経営者)」にとって最優先で指標にするほど大きな意味のある数値ではない
といった感じになっております。


冨山氏のプレゼン資料もザーッと読みましたが、「ROE志向で長期的な成長が犠牲にならない」という主張に関して、(長期的な成長をしている企業が結果としてROEが良いという)相関関係はあると思いますが、因果関係はないのではないかと思うんですよね。

因果関係であると言うには、長期的な成長をしている企業の内、高い割合の企業がROE経営を打ち出している(対株主用のお話としてではなく、本気で取り組んでいる)というデータが必要だと考える次第。

ちなみに、このあたりはどちらに転んでも(主に僕にとって)大変興味深いデータとなりますし、ぜひともどなたか収集・開示をしていただければありがたく存じるところです。

※もしそういったデータが既に当該資料中にあったら申し訳ないです。ザーッと読みなので見落としてます。その箇所をご教示いただければ幸いです。


さて、冒頭でお話したような流れ(ROE経営の流行)がある中で、「ROE以外の指標も企業評価に(大いに)取り入れようよ」という論が出ることについては、もちろん僕は大いに歓迎します。

特に、中小規模の組織に関して、「書籍で読んだから」「経営者仲間(やコンサルタント)から聞いたから」などといった理由でROE経営に興味を持っている、または取り組み始めているところに、このお話が届いてくれればと思うところ。


「目標設定や効果測定などにどういった指標を使うか?」という検討は、数字という視点から経営を見る第一歩目となります。

これを疎かにしたり明らかに誤った指標を設定したりすると、良い方向に向かうどころか悪い方向に向かわせてしまう危険性があるので要注意なのです。

ゴールと真逆の方向に向かって第一歩目を踏み出すことのないよう、小規模事業者の皆様にはご留意の程をあらためて願う次第でございます。