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2018年1月13日土曜日

「愛ある”外の人”」が固定観念なしに事業を組み立てる効能

なんとなく青い鳥の形をしたウェブサービスを徘徊していたところ、こんなツイートに出会ったんですね。
で、これ本当にその通りだと思うので、ここぞとばかりに(他者の声に乗っかって)主張しておこうと考えた次第なのでございます。


ちなみに、そういった茹で蛙状態を払拭するために最も手っ取り早いのは、その会社や業界に対して何かしら思い入れのある その会社や業界に関係のない 人間が、固定観念なしに事業を組み立てることだと思うんですね。

その会社や業界に対して何の思い入れもなければ、大事なところで人の道を外れたり、「短期的には利益が出るが、結局業界を疲弊させて中長期的には寿命を縮める」ようなことを往々にして行ってしまうもの。

そして、会社や業界に深く関係があると、「変えなければならない要所」をガツンと変えられないものです。

例えば、過去あんなに殿様商売だった士業界に対して、強烈な危機感とサービス向上意識をもたらしたのは、”中の人たち”ではなくIT業からの進出者たちなんですよね。

(余談、そういう観点で見ると、自社や自業界のユーザーや愛好家の方々というのは最強の変革者予備軍なのかもしれない…と、ふと思いました。)


会社や業界の「歴史」が長くなれば長くなるほど、どうしても”中の人たち”の視野が狭くなってしまうのは致し方のないことです。

僕は「それってダメなことだよ」と言いたいのではありません。「人間にとって『慣れる』とはそういうものなのだよ」ということです。

その「慣れ」というものを上手くコントロールし、少しでも視野を広げられるかどうかということの重要性は、小規模事業者であっても変わらないものと感じているのです。

2016年12月27日火曜日

[Q&A][経営管理][個人事業]年末年始に読むのにオススメの本ってありますか?(経営者・事業者編)

皆様お疲れ様です。某超有名アイドルの超有名テレビ番組「SM●P×S●AP」の最終回も昨晩に放送され、いよいよ2016年の最後をしみじみと感じるにったです。

さて、本日は年末年始にピッタリなご質問をいただきましたので、以下の通りご回答致す所存でございます。


Q1「年末年始にゆっくり読むのにオススメの書籍はありますか?」

『年末年始の3~5日程度で「これはぜひ読んでおいた方が良い」とか「これは毎年必ず読んでる」などといったものがあれば教えてください』とのことでしたので、少しばかりご紹介致そうと存じます。

(※ご質問いただいた方からはどういったジャンルでも大丈夫とおっしゃっていただいていますので、本当に何でもなジャンルから3撰を選んでみようと思います。)


A1-1「帝王学―「貞観政要」の読み方(山本七平)」



「草創(創業)と守文(守成=維持)と何れが難き」―言い直すと、「創業することと、それによって作り上げられたものを維持して行くこと、どちらが難しいか?」という問いになります。

この『帝王学―「貞観政要」の読み方』では、「守文」の難しさにスポットライトを当て、どのように問題を克服していくか、また組織をさらなる発展に導いていくか、といったことがまとめられております。


世の中、「孫子の兵法」に代表されるように「戦略(=組織として外部の競合とどう戦うか)」、つまり「創業」に関する古典の解説書籍はものすごく多く出回っていますが、「守文」に関するものはそれほど多くないような感覚を持っております。

(全くもって読書マニアという訳ではないので、認識が誤っていたら申し訳ないです。良い「守文」の書籍があれば、ぜひご紹介ください。)

僕自身は「創業よりも守文の方が難しい」と考えている方(もちろん、創業は創業ならではの難しさがありますし、本来は一口に比べるものでもないですがね。)なのですが、そういった考えを持つ僕にしっくり来る書籍がなかなか見つからなかったんですよね。

本書は事業パートナーであるD氏に紹介してもらったものなのですが、初めて読んだ際には本当に目から鱗が落ちたことを今でも鮮明に覚えております。

手に入れた時には何度も何度もじっくりと噛み締めながら読みましたし、間違いなく今現在でも僕自身にとっての”不動のバイブル”であります。


経営者や事業主というのは、「上司や先輩から指導を受ける」機会に薄く(または、ほぼなく)、得てして「過剰な自意識」を持ってしまいがちなものです。

この書籍には、「自分自身が組織のトップとして適切な意識を持てているか?適切な言動ができているか?」といったことを自分自身に問いかけることができるエッセンスがふんだんに盛り込まれています。

そういったこともあり、僕自身必ず年に一度、「上司や先輩から叱咤激励をしてもらう」ために年末年始(正確には、新年1冊目)に必ず読むようにしている次第なのでございます。


※ちなみに、僕が持っているのはこちらの単行本バージョンです。




…まだ「財務(管理会計)」に関する書籍と「完全なプライベート」で読む書籍があるのですが、長くなったので次回に分けますね。

という訳で、次回につづく!

2016年12月15日木曜日

[Q&A][個人事業][起業・開業]経営者(個人事業者)が良好な夫婦関係を維持するコツは?

皆様お疲れ様です。鹿島アントラーズのクラブワールドカップ決勝進出に沸くにったです。

あと1つ勝てば世界一ですよ、世界一!

今晩行われた別の山の準決勝の結果、欧州王者・レアルマドリードが決勝に上がってくることになりましたが、ここまで来たら相手がどこだろうが関係ありません。

レアルマドリードと戦うためにこの大会に参加しているのではないのです。国際タイトル、世界タイトルが欲しくて参加しているのですからね!

という訳で、日曜日は特殊能力「タイトルがかかる試合には無類の強さを発揮する鹿島」を発動して、ただただ勝つのみなのでございます!


本日は、先日の「経営状態と夫婦関係の相関関係」についての記事からご質問をいただいたので、以下の通りご回答させていただこうと存じます。

Q1「小規模事業者(個人事業者)が良好な夫婦関係を維持するコツとかってありますか?」

A1「コツだとか飛び道具だとかいうものはない気がします。ただ愚直に毎日欠かさず『(いつも)ありがとう』と感謝し、そしてそれを毎日伝え続けること、だと思います。」

まだ結婚してから2年(ようやく3年目に入りました。)、妻と付き合い始めてから数えても6年しか経っていない僕が回答するにはおこがましいお話で…恐縮極まりないです。

ですので、まだまだ妻と共に人生を歩んだ期間も短く、コツとかそういうことは全く分からない…といった前提の上でこの先をお読みいただけますと幸いに存じるところであります。


さて本題についてですが、僕の場合は、
  • ただただ愚直に、毎日毎日「いつもありがとね。」と感じること、そしてそれをしっかりと口に出して伝えること
を心がけております。


小規模事業者だって、事業が継続している限りは立派な「経営者」「事業者」ですから、多忙極まりないことは容易に想像されます。

またそのため、なかなか家庭内の細かいところまで目を行き届かせるということも難しい、という現実があるのではないかと思います。

そういった中で、家族(特に配偶者ですね。)には多少なりとも負担をかけているのではないかと考えるんですよね。

(…というか、僕は思いっきり妻に負担をかけまくっております。育児もそこまで参加していません(ガッツリとまでは参加できません)しね…。)

このあたりは、少々過剰に自覚する程度でちょうど良いのかな、と思っているところ。また、1つ1つは「多少の負担」でも、それが積み重なるとかなり大きなものになるということも想定しております。

だからこそ、「ちょっとしたこと」だからとスルーしてしまうのではなく、そういったことに感謝する、感謝できる、というだけで、家庭内の雰囲気もより良いものになっていくような気がしているのです。


加えて、「感謝は行動でも言葉でも示す必要がある」と思うのですよ。

行動でしか伝わらない心もあれば、言葉でしか伝わらない心もあるのです。どちらが欠けてもダメなのではないかな、と。

そこから逆算すると、(特に男性は)感謝を言葉で伝えるのが苦手な方も多いですし、このあたりは意識して伝えるようにするくらいでちょうど良い、と考えている次第なのであります。


経営者や事業者というのはその性質上、基本的に「外」や「新しいこと」に目が向きやすく、「中」や「今行っていること」には意識しないと疎かになりやすい傾向にあると感じます。

自分にとって”一番身近な人”は言うまでもなく、家族、特に配偶者。

良好な夫婦関係を築くのは天性のものや相性などといったものではなく、お互いの努力の賜物だと思います。

「感謝するから、感謝される」「相手にちょっと良いことをするから、相手からちょっと良いことをお返ししてもらえる」。

「Take and Give」ではなく、本来の意味での「Give and Take」となるような少しの努力ができればとても素敵なのではないかな、と思ったりしている次第です。


…という訳でご質問者の方、まずは今晩、一言、「晩ご飯美味しいねぇ、ありがとね。」と伝えるところから始めてみるというのはいかがでしょうか?

良き夫婦関係を築けますよう、ささやかながら願っております。

2016年12月10日土曜日

[個人事業][起業・開業]経営者(事業者)としての判断や決断の質って私生活の充実と相関するよね、というお話

皆様お疲れ様です。結婚記念日にかこつけて好感度アップキャンペーンを展開中のにったです。

…とドヤ顔で言いたいところなのですが、好感度がアップするようなネタが特にないんですよね(娘の育児は基本的に妻任せ・妻のためにこういったことをした―とかも特になし。)。

という訳で、文末のお話はそのような人間がささやかに(&必死に)妻に感謝の意を示したんだな、という感じで生暖かくお見守りいただけますと幸いに存じる次第であります、


【経営と夫婦関係 by 富裕層戦略 建築コンサルタントBlog】
http://ameblo.jp/hurdling/entry-12226809067.html

こちら、「企業の経営状態の良し悪しについて、経営者の夫婦関係の良し悪しと相関関係が成立する」という説を唱える記事となっております。

この説については、僕も筆者と同じく、「相関関係がありそう」と感じているところでございます。

(独身者に関しては、「恋人がいる場合はその恋人との関係、恋人がいない場合は親御さんや兄弟姉妹間など家族との関係」と言い換えて概ね問題ないと思います。)


ちなみにこちら、決して「配偶者(独身者に関しては、恋人、親や兄弟姉妹)がいること自体」が大事だという意味ではありません。

上記URL記事内の言葉をそのまま借りますが、
人間、仕事と私生活とを切り離すは出来ない。
ましてや社長ともなれば、人生共々一心同体となる。
ということに尽きるというお話なのでございます。

つまり、私生活が良好な状態を保っている・安定している、ということが、仕事にも良い影響を与える(少なくとも、悪い影響を与えない)ということを指している訳です。


仕事と私生活を完全に切り離しきれる方はそれほど多くないと思います。

僕自身、私生活がゴタゴタするとどうしても仕事に集中できなかったり、判断や決断を明らかに誤る…ということが出てきてしまいます。

(もちろん、ひとたび仕事に入れば、感情やテンションによる自分自身の脳の状態の上がり下がりをできるだけ抑えるように取り組んでいます。その上で、それでも、ということですよ。)


経営判断や経営決断というのは基本的に、「頭はクールに、心は熱く」ということが最も重要なのでして、「頭がヒートアップ」したり「心が冷めたり」しては、良い判断・決断ができないものなのですよね。

そういったあたりから、私生活が良好な状態である・安定している、ということは、「頭はクールに、心は熱く」という状態を保つための必要条件の1つではないかと考える次第なのであります。


…という訳で、良好な夫婦関係を維持・さらに発展させるため、結婚記念日である本日(※執筆時:12月9日)、妻とともに食すケーキを買ってまいりました。


余談ですが、我が家の結婚記念日はポアールのケーキと決まっております。

今年も美味しくいただきました。1年でも長く妻と共に美味しく食せますように…!

2016年12月1日木曜日

[経営管理][個人事業]「要所・要点だけ掴み、それ以外の部分は他者に任せる」と「見ない/逃げる」は全く別物だよね、というお話

皆様お疲れ様です。「Jリーグ  チャンピオンシップ2016 決勝(第1戦)」で鹿島が敗戦…それなりにテンションの低いにったです。

まぁ、まだ半分が終わったところ(第2戦が土曜日に行われます。2戦トータルの結果でタイトルの行方が決まるルールです。)ですし、気落ちするのは早すぎるんですけどね。

それなりに不利な状況となったのは確かですが、これまでにも何度も何度もこういった苦境を跳ね返して「日本で一番タイトルを獲得したクラブ」となってきた訳ですし、今はただただ最後の最後までメンバーを信じて応援するのみ!

実際、12月にも鹿島アントラーズのサッカーが見られる喜びの方が大きいですしね。

まずは金曜日まで仕事を頑張って、またアドレナリン増し増しで週末を迎えようと思います。


さて、本日は、火曜日の記事で挙げた「経済産業省のフリーランスに関する研究会」のお話とは異なり、小規模事業者(つまり、フリーランスの方々)にとって非常に参考になるお話をご紹介します。

【フリーランスな人が必要な10のこと by ASCII.jp】
http://ascii.jp/elem/000/001/269/1269167/

ご紹介するのはこちらの記事。実際にフリーランスでマジシャンとして長年活躍されている方のお話となっております。

さすが長い間生き残っておられる(そしてさらに、一定以上の結果を残しておられる)方の考えという感じで、極めて現実的なお話が上から下まで並んでおります。


どれもすごく大事なことですし、さらには簡潔にまとまってもいるということで、僕からの追加コメントはほとんどありません。

…ということで終わってしまうとさすがに(主に僕自身が)面白くないので、無理やりザックリとまとめてみますと、
  • 諸々の観る目を付ける(人を観る目・世の中の流れを観る目)
  • 一定程度以上の論理性を持つ
  • 数字を読む力を付ける(人工計算・コスト感覚・投資感覚など)
といったところがポイントとなるでしょうか。

端的にいえば結局、「(個人)事業者、経営者として本質的な力を付けろ」の一言になる感じですね。


ちなみに、僕の専門分野は3点目の「数字を読む力を付ける」の部分なのですが、こちらを持っておかないと、

人工計算等ができない。
→(売上ベースで物事を見がちなので)とにかく仕事量をこなすことに考えが偏ってしまう。
→(利益として見るとマイナスなので)やればやるほど頭も心もお金もすり減っていく。
→(頭・心・お金の余裕がすり減っていくので)「経営」について考える余裕がなくなっていく。ひいては人工計算等をさらに行わなくなっていく。
→以下、無限ループ

という負のループに入り込みやすくなります。

このループに陥ってしまうと、どれだけ高いスキルを持っていたり、幅広く奥深い人脈を持っていたとしても、「宝の持ち腐れ」状態となってしまう訳であります。


このあたり、「不得意だったり、性質に合わなかったりするから、ある程度専門家に任せて、ポイントとなる数字だけしっかりと頭に入れる」という形で進めるのも大変有効な策の1つです。

ただ、「(専門家に任せることもせず)数字のお話を無視する/数字のお話から逃げる」という選択だけは明らかに悪手でしかないので、そういった選択はなされないよう注意いただければと願うところ。

「数字」以外のお話にも言えることなのですが、「人に任せる」ことも経営者・事業者としての立派な仕事です。このあたり、自社(または自分自身)の能力や性質と向き合いながら、上手く判断していただければと存じる次第なのであります。

2016年11月29日火曜日

[個人事業][起業・開業]経産省の「フリーランス活用に関する研究会」が相変わらず的を射てない方向に進んでいきそうだね、というお話

皆様お疲れ様です。いよいよ今晩は「Jリーグ  チャンピオンシップ2016 決勝(第1戦)」浦和レッズ戦だあああああい!!

という訳で、日曜日あたりからアドレナリンがガンガン出ております。ここ3日間くらい、寝ても覚めても頭の中は鹿島、鹿島、鹿島!!

11月下旬にも鹿島アントラーズで一喜一憂できる喜びと、メンバー・指揮官・コーチ陣、そして関係者の皆様への感謝を胸に、「心はカシマスタジアムにあり」ということで存分に応援致す所存でございます。


[個人事業][起業・開業]”フリーランス”って個人事業者であることに変わりないよね、というお話

少し前に、「経済産業省でフリーランスの活用に関する研究会が設置されることになった」という情報に関して上の記事をアップしました。

その研究会がどうやら始動した模様…第1回目の会合も開催されたとのことで、どのような内容か大変気になるなぁ…などと思っていたのですが、ちょうどその第1回目の会合に参加されたという方が書かれた記事を発見したのですよ。

という訳で早速、相変わらずのザーッと読みではありますが、大変ありがたく一読致したところなのでございます。


【経産省で研究会始動。「フリーランス活躍」に必要な3つのこと by ハフィントンポスト】
http://www.huffingtonpost.jp/miwa-tanaka/freelancer_necessity_b_13171078.html

さてその中身についてですが、「フリーランスの教育・育成」が今回の会合のメインテーマだったとのこと。

…やはりというかなんというか、相変わらずの行政仕事っぷり。やることがいちいちズレてる感がひしひしと漂ってきます…。

また、筆者のお話についてですが、
1)「フリーランス」も千差万別!職種・スキルレベルで分けて考えることの必要性
こちらは至極当然、そうだよね、という感想しか出てこないとして、
2)プラットフォーマ―はフリーランスの成長の「伴走者」に
という点は、現状を見るにつけ「これ、経済産業省が考えることなの…?」と思わずにいられないところであります。


なにせ、「良き」プラットフォーマーに出会えれば良いのですが、そうでないところに「伴走」されてしまうこともそれなりに多いですからね。

さらに言うと、本質的には、そもそも「プラットフォーム」を使う必要があるのかないのか?というところから「事業者(経営者)」として思考・判断する必要がある訳で…。

プラットフォームを利用することが前提みたいになってしまっているお話というのが、果たして正しい方向に向かっているのだろうか、という感覚を抱かずにはいられないところなのでございます。


常々主張していることを何度も何度も書いて恐縮ですが、自らが営業スキルを磨くにしろ、営業スキルを他者から調達(つまり、営業人員を雇ったり、代理店を持ったり、プラットフォームを利用したり―など)するにしろ、
  • 諸々の見る目
  • 一定程度以上の論理性
  • 数字を読む力
あたりが本質的に事業者・経営者として必要な能力(それも、第1段階目の!)となってくるのですよ。

仮に「教育・育成」を行うとして、そのあたりの能力を向上しなければ、人工計算も適切にできない(否、故意にやらない)企業から安価で膨大な発注を喰らって(以下略、みたいな流れが目に見える訳です。


…と色々と書いてまいりましたが、結局は以前アップした記事で書いたとおり、「残念ながら経済産業省の研究会にはあまり期待できなさそう感が否めない」という結論に落ち着くんですよね。

…というか逆効果…誰も幸せにならないどころか、不幸な"フリーランス"が増加するような気さえする感覚が拭えません…。

フリーランスという「耳障りの良い横文字」をどのように行政が”利用(僕にとっては悪用でしかありませんが。)”していくのか、悪い意味で興味深く注視している次第なのであります。

2016年11月12日土曜日

[個人事業][起業・開業]”フリーランス”って個人事業者であることに変わりないよね、というお話

皆様お疲れ様です。昨晩の日本代表戦、我らが大迫勇也のカシマスタジアム凱旋、さらにはそのまま”ハンパない”2ゴール!ということで、気分最高のにったです。

もうね、2ゴール目とか、(相手ディフェンスが緩め(間をくれた)とはいえ)「後ろ向きのボールをめっちゃトラップ」してましたもんね(恍惚の表情で

鹿島にいた時からスケールの大きい子でしたが、ドイツでさらにひと回りもふた回りも背中が大きくなった気がします。

もう鹿島アントラーズの状態が悪いからといって「オオサコ、カシマキトクスグモドレ」だなんて言うのは野暮だなぁ…。

若鹿たちの大奮起を心から願いたいところであります。


【副業・兼業解禁へ研究会=働き方改革推進-政府 by JIJI.com】
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101900835&g=eco
フリーランスは雇用契約を結ばず、仲介業者などを通じて仕事を受注し、収入を得る働き方。専門性を生かせる好きな仕事を選びやすいとされるが、収入が不安定になる問題もある。
僕個人の感覚ですが、「フリーランス」という言葉はあまり好きではないんですよね。なぜ「フリーランス」という言葉が使われるようになったのか、その経緯は全く知りませんが。

(おそらくは深い意図なく、「自由業」という言葉を耳障りよく横文字にした、といったところなのかなと推察しているところではありますが。)


「フリーランス」と呼ぼうが、「自由業」と呼ぼうが、いずれにせよ「個人事業者(個人事業主)」であることに変わりないんですよね。

当然のことながら事業者なので、経営資源(事業資源)の配分という視点、具体的には、「自分自身」が使うことができる時間やお金などをどこにどう使うか?どうすれば最も効率性が高まるか?という視点を持つ必要がある訳です。

…なのですが、「フリーランス」という言葉を用いることで、どこかそういった意識が希薄になってしまっているような感覚を持っているのですよ。


耳障りの良い言葉を使って単純に母数を増やしても、実際に”フリーランス”で働く彼ら自身の事業運営の上手さがなければ、どのみち廃業する運命にあるものと思います。

また、そういう”フリーランス”が増加することによって、個人事業者としてきっちりと事業運営ができている方々も、第三者からは同じ目で見られることになるんですよね。

これ、そういった方々にとっては迷惑極まりないことでしかないと思う訳です。

設置される経済産業省内の研究会において、どういった表現で、どういった中身の議論がなされるのかは全く把握していませんが、目的と手段が逆転することのないよう留意をお願いしたいところです。

(決して副業や兼業に反対している訳ではありません。むしろやりたい人はどんどんやれば良いと思っている方です。一応注記をば。)


小規模事業者の視点に戻すと、(大事なので2度言いますが)”フリーランス”はあくまで「事業者」なのであるということを今一度心に留めましょう。
専門性を生かせる好きな仕事を選びやすいとされるが、収入が不安定になる問題もある。
この文章を見て収入が不安定であることを「やっぱそこが問題だよね、それはやだなぁ」と素直に思った方は、”事業者”には向いてないので早めに止めておくことをオススメ申し上げる次第です…。

2016年10月29日土曜日

[経営戦略/経営計画][個人事業]いよいよ人口減少時代に突入!その時小規模事業者はどう動くか?というお話

皆様お疲れ様です。体格(身長)も小規模なにったです。

小学校でミニバス、中学校ではバスケ部に所属していましたが、ポジションはもちろんずっとポイントガード(せいぜいたまにシューティングガードで出るか出ないか…という感じでやらせてもらっていました。)。

サッカーをやるようになってからはフォワードをやったり、ボランチをやったり、サイドバックをやったり…と色々とやらせてもらいましたが、やはり十分な体格が必要なセンターバックだけはやったことがない。

日常生活に身長などなくても全く問題ありませんが、スポーツはどうしても身体的な有利不利が出るもんだよねぇ…などと密かに感じ続けた思春期を過ごした次第です。


【ついに日本の人口が減少。1920年の調査開始から初~平成27年国勢調査 by HOME'S PRESS】
http://www.homes.co.jp/cont/press/report/report_00143/

「少子化」と「高齢化」が同時に起こる状態が長年続いていたこともあり、あとは時間の問題だけとなっていた、日本の総人口が減少していく時代の到来。

僕は、いよいよこの時が来たか、むしろよくここまで時間を稼げたな、といった感覚を持っているところですが、皆様の感覚ではどういった感じでしょうか。

(ここからどの程度のスピードで人口が減少していくのかは、次回以降の国勢調査なり何なりで把握されることになります。

こちら、経営者・事業者としては、継続してチェックしながら頭の片隅に置いておきたいデータとなりそうです。)


さて、「人口が減少すること」ということについては軒並み、どこを覗いてもネガティブなお話ばかりが並んでいるような感じですね。

まぁ、日本国内の”消費者”が少なくなっていく…つまり、国内市場の規模が縮小していくことを意味しますし、ある程度は仕方のないことなのかな、とは思うところです。

…が、僕としては、ただただ悲観的になるだけでなく、「そうやって国内市場が縮小していく中でどういったポジションを取るか?」といった視点で考える方が、経営者・事業者として建設的ではないかと感じるんですよ。


色々な面でこれまでの「やり方」というのは、「市場が拡大する、またはせめて現状維持されること」が前提だっただけに、色々と変えていかなければならないところが出てくると思います。

例えば、組織の大きさを縮小化したり、商品やサービスの顧客ターゲットを変えたり、収益構造を変化させたり―といったことが考えられますが、対応策はその組織によって千差万別。

このあたり、ぜひご自身で考えを整理してみていただければと思うところであります。


某小泉進次郎氏が少し前に、
「毎年(人口が)減り続けることを悔やむ発想から早く飛び出して、減る中でもやっていけるという成功例を生み、人口減少でも大丈夫だという楽観と自信を生むことが大事。」
という発言をされましたが、まさにこの考え方があらゆる物事において重要になってくると考える次第。

(参考)
【「人口減を悔やむ発想から早く飛び出せ」 自民・小泉氏】
http://www.asahi.com/articles/ASJ9X516BJ9XUTFK00F.html

『「現実的楽観主義」が経営者・事業者としてバランスの良い考え方』とはよく言われることですが、まさにこのことですね。


おそらく今後数十年は、少子化と高齢化の同時進行が止まることがない…これは僕が言わずとも誰しもが把握している自明の理。

いつも言っていますが、変化の激しい時代というのは、小規模事業者の小回りの良さを活かしやすいと考えております。

そういった環境に対してどういった経営を行っていけるか、経営者・事業者としてはここからまだまだ腕の見せ所です。

僕は、小規模事業者にとって面白い時代になっていくのではないかと感じているところなのでございます。

2016年10月27日木曜日

[経営戦略/経営計画]「生産性の低い小規模事業者」の特徴、いくつ当てはまります?

皆様お疲れ様です。朝は極めて生産性が低く、昼以降は一般的平均的な生産性で動くことができるにったです。

もしもこの生物界に「前世」というものがあったとしたら、僕は確実に夜行性の動物だったと思うんですよね。

幼稚園だか小学校だか…物心ついた頃からめっぽう朝が苦手なのです。…という訳で、打ち合わせなどの予定はぜひとも午後からでひとつよろしくお願い申し上げる次第です。


【中小企業経営を大きく変える「経営力向上計画」のポイントとは by ZUU online】
https://zuuonline.com/archives/124898

これまでにも同様のことが広く(そして、何度も!)叫ばれ、同様の制度ができては消えて―を繰り返した歴史を見るにつけ、政策・制度としては多少の”ポリリズム感”を感じるところ。

とはいえ、言っていること・目指していること自体は至極真っ当ですし、ぜひともこれまでよりも1つでも多くの中小企業経営者の方に「経営」を考える契機となってもらえれば…!と願っておる次第なのであります。


ちなみに、小規模事業者にとっても以下の指摘は大いに参考にしたいところですね。
高い生産性を実現している企業の特徴として、次の特徴が挙げられる。

(1) 設備投資やIT投資に積極的
(2) 一人あたりの賃金が高い
(3) 適度な借り入れや出資を受け、資金調達が充実
(4) 顧客ターゲットが明確かつ柔軟
(5) 早期の事業承継を実施し、経営層の世代交代を実施

反対に、生産性の低い企業の特徴として、以下の特徴が挙げられる。

(A) 設備投資には消極的もしくは計画的でない
(B) 売上規模と賃金のバランスが取れていない
(C) 過度な借入状況
(D) 顧客ターゲットが旧態依然もしくは硬直的
(E) 企業全体の世代交代がなされていない

こちら、小規模事業者という観点で少々手を加えてみますと、

高い生産性を実現している小規模事業者の特徴として、次の特徴が挙げられる
  1. (少数社からの受注・下請け一辺倒でなく)顧客の開拓や自社商品・自社サービスの開発などへの投資に積極的
  2. (事業者含む)1人あたりの賃金が高い(=十分な利益(not 「売上」)をあげている)
  3. 十分な内部留保があり、必要な時に必要な資金調達(借り入れなど)が可能な余力を保持
  4. 顧客ターゲットが明確かつ柔軟
  5. 経営者や事業主のマンパワーに頼りすぎず、一定レベル以上の組織化を実施
反対に、生産性の低い小規模事業者の特徴として、以下の特徴が挙げられる。
  1. 顧客の開拓や自社商品・自社サービスの開発への投資に消極的で、少数社からの受注・下請け一辺倒である
  2. (仮に売上はある場合でも)十分な利益が出ておらず、適切な賃金が捻出できない
  3. 内部留保がほぼなく、自転車操業
  4. 顧客ターゲットが旧態依然もしくは硬直的(というか、顧客ターゲットを考えていない)
  5. 経営者や事業主のマンパワーに依存
といった感じになりそうです。


読んでいる限りでは「そりゃそうですよー」と言いたくなるものなのですが、それが現実化できていない企業も多いというのが実際のところ。

また、「生産性の低い小規模事業者」の特徴に多く当てはまる方で、事業を開始されてから3年続けられた方を僕の拙い経験上ではお会いしたことがありません。


本記事をご覧の小規模事業者の皆様、「生産性の高い小規模事業者」に当てはまるかどうかは別として、「生産性の低い小規模事業者」に当てはまってしまってはいませんか?

これが良い機会ですし、ぜひともご自身の胸に手を当てて「ひとつ、ふたつ、みっつ…あ、やばいかも」などとやってみるのもなかなか面白いのではないかと存じる次第です。

2016年10月25日火曜日

[個人事業][起業・開業]客観的な視点を持つ第三者に「答え合わせ」をしてくる人って強いよね、というお話

皆様お疲れ様です。四六時中、鹿島アントラーズか乃木坂46について思考を巡らせているにったです。

この夏以降、セカンドステージの何とも言えないモヤモヤとした戦いぶりに気を揉む毎日でございますことよ…

チャンピオンシップで鮮やかに復活…してくれますかね…怪我で休んでいた主力メンバーも戻ってきたし、何とか勢いを取り戻せられれば良いのですが…(遠い目


【コンサルタントのスキル by 富裕層戦略 建築コンサルタントBlog】
http://ameblo.jp/hurdling/entry-12209834306.html

こちら、「ランチェスター経営・ランチェスター戦略」を駆使(&世に広めるために尽力)しておられる方が書いておられるということで、僕が毎記事欠かさず拝見しているブログなのでございます。

(お客様に提供する業務としては「経営管理」や「財務」に関することを行っておりますが、元々はランチェスター大好き人間で、自社の経営戦略はランチェスターの考え方をベースに組み立てていたりするのですよ。)


上の記事はいつもながら異論の余地がないお話だったことに加え、
  • コンサルタントにも色々と種類(性質)があるということ
  • そして、優秀な経営者はコンサルタントをどのように使うのかということ
の2点が極めて明確に整理されていたので、少しばかりご紹介させていただいた次第です。


まず1点目の「コンサルタントの種類(性質)」についてですが、
クライアントの業績を

(1)  マイナスをゼロに戻すコンサルタント

(2)  ゼロをプラスにするコンサルタント

(3)  プラスを更にプラスにするコンサルタント


コンサルタントとして、最もスキルを要求される順番は、

(3)  ➡︎  (2)  ➡︎  (1)
こちら、本当にこのとおりで、「プラスをさらにプラスにするコンサルタント」ってかなり少ないです、実際。

具体的なデータを取ったことはありませんが、どう考えても(1)に当てはまる方が最も多いのですよ(僕の拙い経験上のお話ではありますが、(2)の方ですら結構割合少ない…)。

…にも関わらず、
世間では、①のマイナスをゼロに戻すコンサルタントが一番難しいと思われている。
ということも事実で、この記事をご覧いただいている皆様にもそういったイメージをお持ちの方がおられるのではないかと推察するところです。

まぁ、「V字回復」などという言葉ってインパクトがありますからね。致し方のないところなのですが、「インパクトがある=高いスキルを要求される」という訳でもないという点にご留意いただければと存じる次第であります。


さて、2点目の「優秀な経営者はコンサルタントをどのように使うのか」についてですが、こちらが本日のメインディッシュです。

小規模事業者の皆様にも、ぜひ頭に入れておいていただきたいところなのであります。
(1)もしくは(2)を依頼してくる社長

(3)を依頼してくる社長


これもまた社長のスキルはレベルが違う。

(1)(2)の社長は、答えを求めてくる。

(3)の社長は、自分の考えとの答え合わせをしてくる。
経営者として「経営」のお仕事ができている方というのは、まずは自分自身の中で色々と思考を巡らせるんですよね。

そして、その結果出てきた「答え」について、
  • (良質な)コンサルタントの導き出す「答え」とどの程度ズレているのか?
  • どちらがより良い「答え」なのか?
  • そして、そのズレはなぜ起こったのか?
などといったことを「答え合わせ」し、さらにその「答え合わせ」の結果を自分自身の中に戻してくる。そして、より一層思考の質を高めていく―といったことをされています。


小規模事業者の方もこれと同じで、「自分の考えと、客観的な視点を持つ第三者の考えとで、答え合わせする」方は圧倒的に強い(事業を発展させる)傾向にあります。

世の中、小規模事業者の方も「答えを求めてくる」方が多いですし、そもそも「答えを求めようともしない(ただただ目の前の案件を必死にこなす)」方もそれなりにおられますからね…。

ひいてはこのあたりを少し意識付けてみるだけでも、一歩も二歩も前に行けてしまうのではないかと感じるところ…ぜひ皆様にも試行錯誤していただければと願う次第です。

2016年10月15日土曜日

[経営管理]「少数精鋭の自国軍メイン組織」が活きやすい時代になっていくかな?というお話

皆様お疲れ様です。自己紹介を「フリーランス型CFO(Chief Financial Officer)をやってます!」にしたらカッコイイんじゃね!?とか思ったにったです。

まぁ、実際は、「フリーランス型CFO(Chief Fake Officer)」なんですけどね…。

仕事してると見せかけているオフィサーということで、ひとつご理解をいただけますと幸いに存じる次第です。


【これから日本で重宝される「フリーランス型正社員」 by NIKKEI STYLE】
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO08078200W6A001C1000000?channel=DF130120166018

開業した頃になんとなく感じた、「今後を20年とか30年とかいう期間で見ると、『組織』の単位はどんどん小さくなっていきそうだな…」という感覚。

あれから7年が経ちます(あ、あれ?もう7年にもなるのか…!)が、実際にそういった流れも感じながら、結構根強く「大きな組織信仰(?)」も残っているなぁという感じも受ける、そんな今日このごろでございます。

まぁ、ちょうど変化が起こるか、変化の兆しが止まってしまうか、という境目の時期にいるのかな…といったところでしょうか。今後の流れに密かに注目しているところです。


余談ですが、非正規雇用の比率が高まっているということ、被雇用者側にとって良くないという論調で語られることが比較的多いように思いますが、実際はどうなんでしょうね。

働き方に対する価値観も多様化しています(正規雇用されることにより大きな責任を持ちたくない、など…)し、一概に悪いと言い切ることはできないような気はするところ。

(だからといって、今の仕組みが最高かと聞かれれば、そうではないとも思いますが。)

ただ、「自分にとって最も良い働き方を、自分で選択できる」ようになっていけたら理想なのでしょうが、現実的に全員が全員というのは難しいでしょうしね。

できる限り多くの方が納得できる形で働き方の選択ができる制度にしていくために、今後も試行錯誤してほしいなぁ、と切に願うばかりです。


さて閑話休題、逆に雇用する側の視点で見た時に、「非正規雇用=コストダウン万歳!」みたいな風潮があるように感じますが、こちらも実際どうなんだろう?と思ったりする訳です。

たしかにコストダウンになるところもあるにはあるのでしょうが、非正規雇用ってマキャベリの君主論で言うところの「傭兵」じゃないですか?という感覚。

「正規雇用=自国軍」とそのまま直接的に結びつく訳でもないでしょうし、「非正規雇用だって契約形態など条件によっては自国軍だ!」と言われればそうなのかもしれません。

…が、厳然たる事実として、例えば派遣社員って派遣会社との間で雇用契約がある訳ですからね…。

「傭兵ばかりに頼ってると国が潰れるぞ?自国軍を主力に戦力を整えないと連戦連敗になるよ?」というのはマキャベリの教えの1つですが、「自社にとって『自国軍』とは何なのか?」を1度見つめ直してみるのも面白いように思います。

※マキャベリの「君主論」をご存じない方、話が分からないかもしれませんね…申し訳ないです。ご興味があればぜひ読んでみてください(難しい本が苦手な方は、「君主論(まんがで読破) マキアヴェッリ」から入ることをオススメします。)。




今後「フリーランス型正社員」なるものが登場するのかどうかは分かりませんが、「組織」の単位がどんどん小さく、細分化されていくというのが流れなのかなという感覚は、何だかんだで今もなお変わらないところ。

そうなった時、小規模事業者は「少数精鋭の自国軍中心の組織」という場合が圧倒的に多いですし、その小回りの良さを活かして今よりもさらに様々なチャレンジができるようになっているかもしれません。

世の中を見ながら、そして少し先の未来を想像しながら、頭と心の準備を整えておきたいものです。

2016年10月4日火曜日

[経営管理][財務経理]自計化って思ってる以上に時間コストがかかるものだよね、というお話

皆様お疲れ様です。ある程度自動化されているモノだとしても、それでも極力できる限りマジで単純作業はやりたくないにったです。

「よく会計作業やってる時、最後に数字が合ったら気持ちいいとか言ってうっとりしてるじゃねーか、あれ単純作業やないか!」と突っ込まれることを想定して先回りしますが、

あれは決してうっとりしている訳ではありません(ドン


【中小企業が利用している会計ソフト、クラウド型は17.2%、ベンチャー企業ほど導入率が高い傾向 by INTERNET Watch】
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1022631.html

日頃の会計に関する業務を「全て税理士に任せている」のは31%とのこと。

僕の感覚ではもう少し多いのではないかという予想でしたが、実際はその感覚値以上に減少している模様です。

まぁ、ここ数年は「自計化」(=自前で(代表者などが)会計作業を行うようにすること)がちょっとしたブームとなっていますからね。

もはや「自計化=正義!」という風潮と言っても過言でないような気さえしますし、記帳代行サービスを収益源としている事業者さんにとっては冬の時代が到来しつつあるように思わざるを得ない流れとなっております。


さて、この風潮についてなのですが、僕は「自計化する」「外注する」という選択に良いも悪いもないと思っている方なんですよ。

というのも、なにせ、自計化(特に、経営者自らが会計作業を行う場合)したらその分、経営者自身の時間と労力が会計業務に取られるということになるからです。

「コスト」といえば「金銭コスト」と考えがちですが、「時間コスト」というのも立派な「コスト」なのですよ。

…というかむしろ、下手したら金銭コストよりも時間コストの方が諸々影響が大きいのではないかとすら感じる次第。

経営者は1時間でなんぼの利益を出していることか!!(突然何


「代表者には、代表者にしかできない仕事がある」といいますが、それに加え、「代表者には、(代表者にしかできない)やらなければならない仕事がたくさんある」とも感じているところ。

これを考えるにつけ、代表者の貴重な「時間」というものを、会計「作業」に使うというのは大変贅沢な使い方だなぁ、と思ってしまう次第であるのです。


…という訳で、「自分でできる」「何でもやる」は、「時間コスト」が大きくかかる(ひいては、機会損失が起こる)ことをお忘れなく。

「お金の流れを肌で感じるために一旦は自分で会計作業をやってみる」ということには大いに賛成致しますが、ある程度掴んだら「手離れ」させるのも経営者の仕事。

最終的に「自計化」するにしても、「外注化」するにしても、そのあたりを頭に入れながら、自社の状況に合った選択をしていただければと存じる次第です。

2016年9月29日木曜日

[経営戦略/経営計画]社長っ!在留外国人の増加にどう向き合うか考えてます?というお話

在留外国人 過去最高の230万7388人 by 産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/160926/lif1609260039-n1.html

皆様ご存知の通り、日本国内に生きる個々人の経済的・政治的主張(つまり、好むか好まないか)に関わらず、日本における在留外国人の数は増加の一途を辿っております。

また、ここ数年は東南アジアからの流入が顕著に増えているということで、今後は”定番”の中国・韓国だけでなく、東南アジアにも目を向けていく必要がありそうです(…と既に数年前から言われていますね)。


こういった情報を見るにつけ、何だかんだ日本はまだまだアジアの…否、世界の経済大国(※2015年の名目GDPで世界3位)なんだなということを仄かに感じる次第。

という訳で、彼らが日本に来ることにより十分な経済的利益が得られる状況の間は、日本国内に生きる個々人の経済的・政治的主張(つまり、好むか好まないか!)に関わらず、この傾向が変わることはないものと予測しているところであります。

(逆に言うと、今後も継続的に東南アジアの経済が発展&日本経済が沈下していき、日本に来る経済的利益が小さくなってきたときにどうなるか?というのはなかなか興味深いテーマです。)


さて、そういった前提条件を頭の隅に置きながら、小規模事業者として使えそうな視点でこのデータを見直してみましょう。

まず、「日本人口に占める在留外国人の割合」という切り口で見てみますと、

230万人÷1億2千万人×100=1.9(%)

ということで、現時点ではまだまだ「少数」であるように感じますね。

…が、その日本人口の1.9%しかいない230万人の人たちが、仮に1ヶ月に1人あたり10万円を使っているとする(※極めて適当な数字です。ソース?そんなもの知りません!)と、

230万人×10万円=2,300億円

と計算できるということで、何となくの感覚よりは結構大きなお金が動いてるんだなぁ…という見え方になると思うのですが如何でしょうか(え?全然小さいって?そうですかスミマセン…。)。

※ちなみに、2,300億円市場というのは、宅配ピザ市場(2638億円:2014年値)と同程度みたいです。こう聞くと結構大きいってなりますよね!?(え?それでもならないって?そうですか重ねてスミマセンね…。)

※実際には商品・サービスごとに市場を切り分けますし、さらには出身国によって文化や風習、価値観が異なるために提供する商品やサービスも出身国ごとに変わるであろう―ということで、もっと細かい市場になっていくものと想像されます。


ここからは私見ですが、「小回りが利く」というのは小規模事業者の最大の武器だと思いますし、それは「一定の規模があり、かつ細かい市場」において最大限発揮しやすいものだと考えております。

仮に「日本人口に占める在留外国人の割合」が3%~5%を超えていくと、在留外国人向けの市場も「一定以上の規模」へと脱皮していきそうな気がするんですよね。

ですので、現時点でのこの市場に参入する/しないの検討・判断の結果はともかくとして、最低でも今の間に「どのように向き合うか」を考えて、頭の隅に置いておく―くらいは行っておいてもバチが当たらないように感じる次第なのでございます。

2016年9月24日土曜日

[起業・開業]専門的な技術が優れているからといって起業して成功する訳ではないよね、というお話

創業1年で約4割が倒産危機? フィンテックで目指す中小支援とは by 電通報
http://dentsu-ho.com/articles/4447

記事内に出てくる中小企業向け情報提供サイトや、フィンテックサービスの話は置いておくとして(マテ)、僕の目に留まったのは以下の話。
僕らのようなアプリ開発者もそうですが、美容室やアパレル、飲食店なども含めて、起業する人はその専門的な技術が優れているから会社を設立する。でも、仕事の腕が確かだからといってキャッシュフロー管理に優れているとは限りません。むしろ、ファイナンスの知識は持っていない人が多い。
『「技術者」「職人」は「経営者」ではない。その逆も然り。』と普段からよく言っているのですが、これをより噛み砕くとまさに上記で引用したお話になります。

分かりやすくさらにストレートな表現に置き換えると、『決して「素晴らしい技能を持っているから、起業したら成功する」 と い う 訳 で は な い 』ということ。

むしろ、技能一辺倒になりすぎて「経営」を疎かにしてしまう方(特に、ご自身の「営業力」に自信をお持ちの方に多い感覚があります…)は、失敗(=廃業)してしまう確率が高いように感じます。


また、「大きな成功(=最終的な目的・目標の達成)」をするにも、まずは「決して致命的な失敗(=再起不能な形での廃業など)」をしない状態を作る、そして小さな成功を積み重ねる、ということから入るのが王道というか、現実的な道筋です。

…なのですが、これについてもそういった手順を踏まない、経営の基礎的な土台を作らない状態で突っ走ってしまうことによって、致命的な失敗をしてしまうケースというのが多く見受けられたりするのですよ。

こちらは、よくスポーツで「攻撃からではなく、引き締まった守備から試合に入る」と言われる類のものと同じ論理だと思っております。

(「頂点に立つチームは守備が安定している」というのは鉄則ですもんね!…2005年のガンバ大阪さんだけは例外ですが…)


ちなみに、お金の流れに関することや、人の使い方に関すること(つまり、「経営(管理)」に関すること、ということですね。)というのは、即致命的な失敗に繋がりやすいもの。

…という訳で、このあたりのことってあまりよく知らないなぁ…という方はぜひ一度勉強してみるなり、先輩経営者の話を聞くなり…と、自分なりに研究をしていただければと願う次第なのです。


ちょっとしたコツは、「成功した話」ではなく、「失敗した話」、それも、「なぜ失敗したのか?」「どうすれば失敗しなかったと考えられるか?」を学ぶこと。

他人の成功を真似することは極めて難しいですが、他人の失敗を教訓にすることは(自分自身の意識や行動に組み込ませるだけで)可能ですからね。

逆に「成功談」だけ語って「失敗談」がない方のお話というのは、話半分どころか10分の1くらいで聞いておいても問題ないかなぁ、と日々感じているところでございます…。

2016年7月17日日曜日

[起業・開業]新設法人のうち合同会社の割合は17.6%

2015年「合同会社」の新設法人調査 by 東京商工リサーチ
http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20160602_01.html

知名度・信用度ともに低かった「合同会社」ですが、制度開始から10年が経ち、少しづつ浸透してきているのかもしれません。

なんせ、うちでもチラホラ「合同会社の設立ってどない?」という問い合わせが来るようになってきているくらいですからね…今後の推移に注目です。