気持ちよく12月が過ごせる、気持ちよく師走が通り過ぎていく、気持ちよく年末年始を迎えられる…!
そして、気持ちよく仕事ができる…。…とても大切なことですよね…。
【「企業評価、ROE以外の多様な指標で 政府の構造改革会合(日経より)」 by 会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)】
http://ivory.ap.teacup.com/kaikeinews/9986.html
一昨年か昨年あたりからでしょうか、ROE経営(=ROEという指標を重視した経営)が流行してきている(推されている?)雰囲気がありますね。
以前の記事でもチラッと書いたとおり、僕自身はROE(偏重)経営に懐疑的で、特に小規模事業者にとっては他に重視すべき指標が山ほどあると考えております。
そのため、これはあまり良い流れではないな…と仄かに感じたり感じなかったり…ちょうどそういった感覚を持っているところでありました。
ROE(偏重)経営に懐疑的な理由について、例によって技術的なお話は多くは書きませんが、一応簡単におさらいしておきますと、
- ROEは「大企業(の株主)」にとって意味のある数値
⇒「中小規模の組織(の経営者)」にとって最優先で指標にするほど大きな意味のある数値ではない
冨山氏のプレゼン資料もザーッと読みましたが、「ROE志向で長期的な成長が犠牲にならない」という主張に関して、(長期的な成長をしている企業が結果としてROEが良いという)相関関係はあると思いますが、因果関係はないのではないかと思うんですよね。
因果関係であると言うには、長期的な成長をしている企業の内、高い割合の企業がROE経営を打ち出している(対株主用のお話としてではなく、本気で取り組んでいる)というデータが必要だと考える次第。
ちなみに、このあたりはどちらに転んでも(主に僕にとって)大変興味深いデータとなりますし、ぜひともどなたか収集・開示をしていただければありがたく存じるところです。
※もしそういったデータが既に当該資料中にあったら申し訳ないです。ザーッと読みなので見落としてます。その箇所をご教示いただければ幸いです。
さて、冒頭でお話したような流れ(ROE経営の流行)がある中で、「ROE以外の指標も企業評価に(大いに)取り入れようよ」という論が出ることについては、もちろん僕は大いに歓迎します。
特に、中小規模の組織に関して、「書籍で読んだから」「経営者仲間(やコンサルタント)から聞いたから」などといった理由でROE経営に興味を持っている、または取り組み始めているところに、このお話が届いてくれればと思うところ。
「目標設定や効果測定などにどういった指標を使うか?」という検討は、数字という視点から経営を見る第一歩目となります。
これを疎かにしたり明らかに誤った指標を設定したりすると、良い方向に向かうどころか悪い方向に向かわせてしまう危険性があるので要注意なのです。
ゴールと真逆の方向に向かって第一歩目を踏み出すことのないよう、小規模事業者の皆様にはご留意の程をあらためて願う次第でございます。
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