皆様お疲れ様です。最近毎記事鹿島アントラーズネタを前書きに持ってくる点、申し訳なく思っている(が、反省などしていない!)にったです。
今晩は「Jリーグ チャンピオンシップ2016 決勝(第2戦)」。正直、窮地に追い詰められている状況ですが、ここまで来たら”鹿島ファミリア”を信じてただただ応援するのみ!
泣いても笑ってもリーグ戦(とその関連)としては2016年最後の試合ですからね。
「献身・誠実・尊重」の哲学を胸に、最後まで戦いきりましょう…!
さて本日は、「商標権」に関して極めて本気なご質問をいただきましたので、以下の通りご回答させていただこうと思います。
Q1「商標権を取得する意味・意義って何?」
A1「商標権を取得すると、自分が製造・販売などしている商品やサービスの『名前』や『マーク』を他社(他者)に勝手に使われない権利を得ます。」
例えば、僕が「ピボーテパートナーズ」という名称で商標権を取得すると、僕が提供している業務と同一・類似の業種に関しては、僕以外の誰も「ピボーテパートナーズ」という名称を使うことができなくなります。
もし『「ピボーテパートナーズ」という名称の認知度やブランド価値、素晴らしい!使わせてよ!』だとか『代理店になりたいよ!』などという方が出てきた場合には、ライセンスする(商標を使用することを許可する)という形で使用料を得ることができたりもします。
Q2「小規模事業者にも効果あるの?」
A2「実際に僕のお客様(小規模事業者の方)で、取得した商標権を使って差し止め請求をし、認められたケースがありますよ。」
「関西デザイン組(仮名です。実際の名称や業種は異なります。)」という名称のコミュニティ(会員制サロン)を運営している方がおられるのですが、そのコミュニティの設立から数年が経ってから、「大阪デザイン組(こちらも仮名です。)」という後発の競合コミュニティが現れました。
「関西デザイン組」のメンバーは当初そのことを知らずに活動を続けていたのですが、ある日新しく入会を誘った方からこのような指摘を受けたそうです。
『「関西デザイン組」って、「大阪デザイン組」のパクりじゃないの?』
突然こんなことを言われたら誰でもびっくりしますよね。「いやいやいやいや、パクりちゃうわ!」って。「関西デザイン組」のメンバーたちもご多分に漏れず、少なからず驚かれていました。
また、そのことをきっかけにそれまでに勧誘などを行った方の動きを精査したところ、勘違いをして「大阪デザイン組」に入会してしまった方が多くいることも分かりました。
つまり、同じような名称を使われることで、顧客が奪われる状態が起こっていたということですね。
さて、これに対する「関西デザイン組」の対応ですが、「これはさすがに実害が大きすぎる…」ということで、事前に取得しておいた商標権を使って「大阪デザイン組」に対して類似する商標を使用することについて差止請求を行いました。
結果、無事に「大阪デザイン組」という名称を変更してもらい、その後は誤って顧客が他サロンに流れることもなく、「パクリじゃないの?」と言われることもなくなった…!
実にめでたし、めでたしですね。
…という事例が実際にありました。「関西デザイン組」さんは紛うことなき小規模事業者さんですが、商標権を取得しておけばこういう動きを取ることができる、という点を皆様にも頭に入れておいていただければと存じる次第です。
Q3「商標権を取得した方が良い基準とか目安とかってある?」
A3「その名前やマークを使用している商品やサービスから『年間1万円以上の粗利益が出ている』場合は、とりあえずマイナスにはなりません(※1区分のみの権利取得の場合)。」
ものすごくザックリですが、年間の維持費(※取得にかかる費用(専門家の手続代行費用込み)も年平均でならした金額で算入して考えています。)は1万円~2万円というのが実際のところです。
つまり、年間たった1万円程度の「価値」を見出せさえすれば、商標権を取得するメリットがあると考えて良いということになります(”保険”みたいな意味合いで年間1万円掛けておく、という感覚でも良いと思います。)。
この『年間たった1万円程度の「価値」』という点ですが、僕の本業(経営管理)に置き換えて具体的な基準を設定してみますと、「その商品やサービスから年間1万円以上の粗利益が出ている」といったあたりになるものと存じる次第。
…年間1万円以上の粗利益…ほとんどの自社製造商品・自社提供サービスが当てはまることになりそうですね…(決して商魂たくましい訳ではありません。僕の見解をただ粛々と述べているだけであります。誤解なきよう。)。
しかし、Q&Aで記事を書くってめちゃくちゃ楽ですね。質問に回答するだけで1記事出来上がる…うーん、素晴らしい!(マテ
…などという冗談は置いておいても、割と真面目に、質問をいただくというのは「読者の皆様が知りたいこと」をダイレクトに知ることができるということなので、本当にありがたいことなのですよ。
「小規模事業者にとって有益なこと」をメモしていくことが目的の本ブログ…これはこれで極めて真っ当な”ネタ選定”の方法だと思いますし、今後も皆様からお気軽にご質問などいただければと存じている次第であります。