2016年9月1日木曜日

[鹿島アントラーズ]石井監督復帰ということで「心労」騒動をざっくりと整理

鹿島“復帰”の石井監督「CWC、そして天皇杯決勝の1月1日まで戦い続けたい」 by theWORLD
http://www.theworldmagazine.jp/20160831/03domestic/84613
珍しく鹿島アントラーズに関する話題が多くのマスメディアに取り上げられ、ネット上で盛んにネタにされている!!

…と喜ぶなかれ、なんともネガティブな「盛り上がり」となってしまいました…。


僕的には、話題に上がった当初から「あぁ、まぁ、そういうこともあるよねぇ…石井さんお大事にね。」といった感じだったのですがね…。

運悪く色々なことが重なったタイミングということもあり、不必要にコトが大きくなってしまったなぁ、という印象を持っております。


備忘がてら話の流れを時系列で追ってみると、
(※「ただの事実」と「明確に鹿島関係者がコメントしたもの」は太字にしています。)
  • ~19日
    • 鹿島、公式戦4連敗(リーグ戦3敗+スル銀カップ1敗)を喫する
  • 20日(湘南戦当日)
    • (試合中)金崎夢生が自身が途中交代を指示されたことについて激怒
    • (試合後)石井監督「(金崎の行為は)選手がやってはいけない行為。冷静になったら話したい」
    • (試合後)強化部長「金崎にはスタッフや選手に謝ってもらう」
  • 21日(湘南戦翌日)
    • 金崎、石井監督に対して謝罪
  • 22日
    • 金崎、チーム全体に対して深謝・クラブは厳重注意を与える
  • 24日
    • エルゴラ「石井監督と金崎の間には、すでにわだかまりはなく、練習のなかでも普段と変わらない姿が見られた」
    • 石井監督、「夢生が表に出しただけで、(途中交代に)そう思っている選手はたくさんいると思う」と言って選手の心情にも理解を示す
  • 25日
    • 日刊ゲンダイ「鹿島の監督に手倉森氏が就任内定!」
    • 日本代表選出者の発表の場でハリルホジッチ監督が名指しで金崎夢生の態度を指摘・代表も落選
  • 26日(横浜戦前日)
    • 強化部長「心労がたまっているから今日は帰した。1stステージも優勝して、チャンピオンシップも出るのに監督を代える理由はない。」
    • 報道「石井監督、金崎との衝突が原因による心労でダウン!!」
  • 27日(横浜戦当日)
    • (試合前)強化部長「石井監督から『体調が優れないので、(試合に)行くのは無理です』と連絡を受けた。」
    • (試合後)大岩コーチ「(金崎の件について)クラブの中で解決すること。それは解決していると認識している。」
    • (試合後)強化部長「先延ばせばチームが停滞する。月曜(29日)に話し合い、その結果で決断する。」
  • 28日
    • 報道「石井監督の退任が決定的!大岩コーチが昇格する見通し!」
  • 29日
    • 強化部長「(石井監督は)3日前と比べ落ち着き、前向き・意欲的になっていた。第1ステージで優勝し、残り7試合で監督をどうこうしようと考えるフロントはいない。」
  • 30日
    • 石井監督、5日ぶりにチーム練習に復帰
    • 石井監督「内容も伴わない悪い結果・チーム内の一体感の薄れなどについて以前から悩んでいた。(報道されているような)金崎との件については関係ない。」
    ということで、「ただの事実」と「明確に鹿島関係者がコメントしたもの」を丁寧に追えば、ネット上で言われているほど鹿島フロントが酷い対応をしているということはなく、(最高ではないものの)一貫した対応を取れているように思います。

    (しかし…じっくりと読めば読むほど、『「報道」とは何か…?』という禅問答になっていく自分がいますが…。果たして25日に突然何があったんでしょうねぇ?(皮肉))


    ちなみに、
    • 金崎夢生に対する処分が適切であったのか?
    • クラブの強化部長が「心労」という言葉を使って石井監督の体調不良を説明したことについて、対応として適切であったのか?
    といった点は様々な意見があると思いますし、また、賛否両論あって然るべきとも思います。


    鹿島アントラーズとしては、クラブがJリーグに参入した経緯やその後の歴史的に、誇張ではなく割と真面目に「弱くなったらクラブが消滅する」危機感を持っています。

    それに加え、「クラブに関係する人間は全員が家族だ」というコンセプトも持ち続けているので、「年齢や立場に関係なく激しく意見をぶつけ合う」ことが当たり前という感覚も染み付いているのです。

    そのあたり、日本ではそういう価値観は「異端」だと思いますので、鹿島をよく知らない人たちから「特殊」「変」「一般に馴染まない」と思われるのは致し方ないところだよなぁ、と思う次第なのです。


    このあたりで、鹿島アントラーズの歴史や価値観(そして、それらの特殊性)をあまり知らない方にとっては「変だなぁ、おかしいんじゃないのこのクラブは…」と見えたのだと思います。

    逆に、十分に知り尽くした者にとっては「鹿島のアイデンティティに添って考えれば、まぁ、こういう対応になるよね。」といったところではないでしょうか。

    一歩引いたところから見ると、このへんの「分かり合えない価値観や考え方同士」が、
    • 「石井監督と金崎夢生が衝突」「石井監督がチームのマネジメントに関する悩みから来る心労で練習や試合を休む」という2つの事象がタイミング良く(否、タイミング悪く!)同時期に発生
    • この2つの事象の関係性や相関性を冷静に整理する時間も余裕もなかった
    という状態で真正面からぶつかってしまったことが、ネット上での激しい言葉が飛び交う流れを生むこととなった、といったところではないでしょうか。

    「クラブ内部で解決すべきこと!放っといてほしいよ!」というのも真、「外から見てどう思われるか?もプロなのだから極めて重要!放っとく訳にはいかない!」というのもまた真…。

    Jリーグクラブというのは現実、ほぼ大半が「中小企業」なのですが、その運営は極めて難しいものだな…と改めてひしひしと感じている次第です。


    まぁ、このあたりの議論はここでは一旦置いておくとして、僕としては、(「心労」というものがどういったものか具体的には知る由もありませんが…)願わくば石井監督が躁鬱のような症状でないことを願っているばかりです。

    現場復帰したことでさらに悪化して最悪の事態に…などとなりさえしなければ、今回に関してはひとまずはベターな展開、ではないかと思っております。

    そしてもし石井監督の心身がともに「完全に回復した状態」であるのならば、ここからギアを上げて残り全勝、そしてその先のリーグ戦制覇と天皇杯制覇の「2冠達成」を実現してほしいと強く願っているところでもあります。


    「雨降って地固まる」よう、サポーターとしてはフロント、指揮官、コーチ陣、そしてもちろん選手たちを信じてただ「サポート」していくのみですね。

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