https://www.lmaga.jp/news/2016/09/15060/
僕が開業した頃(もう約7年も前のことになってしまいました…!!)にひょんなことで知り合った某社長さんが、『「(総額)いくら払うのかが分かりやすい」というのは「売る」の基本』ってそういや言ってたなぁ…とふと思い出した記事。
(特に一般消費者向け(B to C)の商品やサービスを提供する際に大事なのだとか。上記発言については、その社長さんがB to Cの事業を行っていることも経験・実感として大きそうです。)
『「値段が分からないものは買わない」というのが当然の消費者心理だよね』ということは、一歩引いて考えると火を見るより明らかなことですよね。
しかし自らの事業のことになるとついつい忘れて、分かりにくい対価の計算システム(=料金プラン)を組んでしまう不思議…。
まぁ、自分自身のことは案外分からないものですしね、ある程度は致し方のないところなのでしょう。
※ちなみにこの問題、シンプルに「自分だったら買うか」「知人が買ってくれるか」あたりを考えるだけでも十分チェック機能を果たす気がします(マーケティング等々は僕の専門でないので、聞き流していたただく程度でちょうど良いと思います…)。
さて、「単価が分かりやすい」ということについては、財務経理的な視点で考えてみても大きなメリットがあると考えております。
(※ここでは「単価が分かりやすい」ということを「1商品/1サービス提供あたりの価格計算がしやすい」と定義します。)
だって、シンプルに売上高が把握できる方が利益も計算しやすいですし、頭の中で覚えておきやすいじゃないですか。
- Xという商品は、1,000円の売上を上げるために、原価(内訳省略)が200円かかっていて、販売管理費(内訳省略)が700円かかっている。
- Yという商品は、基本料金500円・オプションA300円・オプションB100円の売上を上げ、さらに1ヶ月無料(2ヶ月目から有料)のオプションC100円を付けているために2ヶ月目からは売上が100円増える。その原価(内訳省略)は、基本部分100円・オプションA60円・オプションB20円・オプションC20円で、販売管理費(内訳省略)ガー(以下略)。
上記の例で「どちらの方が一瞬で利益が分かる?」と聞かれれば、前者と答える方が少なく見積もっても99.9%くらいになるのではないかと思います。
(僕自身、書いててもう逆算が面倒になってきたので最後省略しました。)
経営というのは、「俯瞰的に見ること」と「細分化して見ること」の行ったり来たりを繰り返すものだと思いますが、これは数字のお話でも全く同じで、「大まかな数字」と「細かい数字」を行ったり来たりしながら見ていくのが基本となります。
「大まかな数字」というのは、元の数字がシンプルであればシンプルであるほど明確にイメージしやすいもの。
また、いざ細分化する段階でも、元の数字が細かいと最終的にあまりにも細かすぎて何がなんだか分からなくなった…といったことが往々にして起こります。
という訳で、ぜひとも一度、自社の商品やサービスの「単価が分かりやすいか?」という点を振り返ってみていただければなぁ、と思う次第なのです。
ここからは完全な余談となりますが、近年、この逆(料金プランが複雑怪奇!)を行く企業の話が(特にネット上で)ピックアップされることが多くなってきているような気がします。
料金プランが複雑怪奇…まるでその説明のためのコストがものすごく大きくなりそうなものですが、そのあたりはスルーしている感じでしょうか。
(スルーしていたら大きな事故が起こってしまって大炎上とか…目も当てられない結末ですね…。)
今後そのあたりがどういった流れになっていくのか、密かに注目しているところでもあります。
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